会長挨拶

山梨県PTA協議会
会長 清水 好美
山梨県PTA協議会は,県内の国・公立の小学校と中学校244校から組織される社会教育関係団体です。昭和25年の設立以来,70年以上にわたり,県下の教職員・保護者が一致協力し,「子どもたちのために」を合言葉に,地域と連携した活動を展開してきました。
2024年度,PTA会長を拝命致しました清水好美です。会長就任2年目となります。私が心がけていることは,会員一人一人の想いを大切にするために会員との対話を重視して具体的なPTA活動につなげることです。
昨年度,『いつも心に「きっと,うまくいく!」~多様性を認め合うことから始まる,一人一人のウェルビーイング~』をテーマにPTA大会を開催しました。第10回記念大会を講演会&コンサート形式で開催し,新たな視点や地域人材の発掘につなげ,大盛況の内に幕を下ろしました。また「不登校について考えたい」と会員の声を取り上げ,保護者の呟きをそのままに ~子どもに「学校に行きたくない」と言われたら~ と題して講演会を開催しました。とても大きな反響を頂き,関心の高さが伺えました。さらに,次年度会長等役員予定者研修会では,県内のPTA活動等の事例発表や「そもそもPTA」をテーマに日本PTA協議会から講師を招聘して講演頂き,大きな気づきと学びの場となる研修を行いました。
今年のスローガンは「PTAを楽しもう!」です。お互いに認め合い,支え合い,学び合い,ともに成長するために子育てを楽しむことが大切だと考えました。
今,改めて感じることは「PTAという組織の活動は,私たち大人にとって社会教育の場であり,気づきや学びを深めるきっかけとなる場でもある」ということです。
PTA活動は,地道で,すぐに成果が表れないことも多いので継続することが大切です。よりよい教育環境の整備や,教育制度の改善には,山梨県全体として,教育関係4団体との連携が不可欠となります。まずは,PとTが意見を出し合い,行政との対話を大切にしていかなくてはなりません。そして,これまで培った叡智と経験を活かし,PTA活動を楽しみ,持続可能なPTA活動を展開していきたいと思います。
山梨県PTA協議会は,244校の単位PTAの総称です。各校単位PTAのますますの御発展と,県内の子どもたちの健やかな成長を切に願い,皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ挨拶とさせて頂きます。
活動内容
2024年度 山梨県PTA協議会・安全会・扶助会 定期大会
2024年度の定期大会が,320人を超える会員にご参加いただき,
新役員・事業・予算が承認されました。
清水 好美 協議会会長
松吉有理子 安全会・扶助会会長
を中心に新しい体制で活動がスタートします。
県PTA大会
県PTA役員予定者研修会
常置委員会
2024年度 常置委員会報告
- 総務委員会
- 委員長 荒谷 通孝(泉中P)
- ① 常任理事会・理事会等諸会議の準備・運営
- ② 「第11回山梨県PTA大会」の企画と運営・準備
大会内容・運営の見直し
- 親子参加の新しい体制を導入
- フードドライブの開催
- 多くの関係機関と連携
(山梨県教育委員会・山梨県学校給食会・栄養教諭の先生方・山梨県社会福祉協議会・山梨県県民生活課・やまなし観光推進機構)
9月3日 第2回総務委員会(県P大会の準備運営について)
9月26日 第3回総務委員会(ハイブリットで開催)
10月22日 第4回総務委員会ハイブリット開催(県P大会の係分担等について)
11月28日 第5回総務委員会(県P大会の準備運営について)
12月14日 「第11回山梨県PTA大会」東京エレクトーン韮崎文化ホール
- 情報委員会
- 委員長 志村 祐司(上野原小P)
- ① 県P情報「やまなし」の企画・編集・発行
- ② 県Pホームページの編集発信・更新
-
③ PTA広報紙コンクール・広報紙づくり講習会
7月9日 第1回情報委員会(県P情報141号の企画・編集他)
9月2日 県P情報編集原稿を印刷業者に渡す
9月9日~13日 初校
9月14日~17日 2校校正
9月19日 3校校正
9月20日 最終校正
10月1日 県P情報「やまなし」第141号発行
11月12日 第2回情報委員会(県P情報142号の企画・編集他)- 県P情報「142号」をオールカラー印刷する。
- 自分たちの手で、各校への仕分けをする。
- 県Pの新ホームページを充実させるために、単位PTA 郡市PTAの活動を取り入れて発信していく。
- 広報紙コンクール,広報紙づくり講習会に多くの親子に参加して頂けるように開催と募集の工夫を検討する。
2月3日 県P情報編集原稿を印刷業者に渡す
2月7日~10日 初校
2月12日~14日 2校校正
2月15日 3校校正
2月17日 最終校正
2月26日 県P情報「142号」が印刷完成して配送される。
2月27日 各校へ配布の仕分け作業を行う。
仕分け後に第3回情報委員会(カラー版について・ホームページの充実について)- 広報紙コンクール、広報紙づくり講習会について【2025年5月10日(土)予定】
(山日新聞社 小林康治氏 編集局次長総合デスク、県P会長、正副委員長、事務局) - 広報紙づくり講習会(講師:小林康治氏 編集局次長総合デスク)
- 企画委員会
- 委員長 依田 貴司(身延中P)
- ① 次期単位PTA会長等予定者研修会での事例発表校を決める。(第2回企画委員会)
- ② 日P常置委員会のアンケート調査に協力
令和6年度「子どもとメディアに関する意識調査」調査対象校- 甲府市立羽黒小学校5年生と保護者(110人)
- 北杜市立泉中学校2年生と保護者(90人)
7月5日 県下の小中学校PTA活動事例を紹介していただく(依頼)~10月中
9月9日 第2回企画委員会- 会長予定者研修会に向けての意見交換
- PTAスローガン「PTAを楽しむ」をどのように具現化するかの意見交換
11月19日 第3回企画委員会- PTA活動事例の情報交換及び発表校の選考をする。
発表校①:北杜市立高根東小学校PTA
発表校②:大月市立鳥沢小学校
発表校③:甲斐市立敷島中学校PTA
2025年単位PTA会長等予定者研修会の打ち合わせ
3月1日 2025年度 単位PTA会長等予定者研修会
- 子育て委員会
- 委員長 相山 恭子(甲府北中P)
-
① 子育て委員会主催研修会の開催
7月4日 第1回子育て委員会(今年度の活動方針・内容について・・・研修会の開催、三行詩コンクールへの啓発活動)
10月29日 第2回子育て委員会(研修会の企画・準備)
「西川悟平トーク&ピアノコンサート」に決定する
11月中旬 チラシの配布
〇子育て委員会主催コンサートへの参加を会員に広く呼びかける。
12月13日 第一次募集締め切り
12月18日 第3回子育て委員会(募集したところ希望者950人)
追加公演の決定をする。会場の決定と係分担を確認する。
1月10日 第二次募集開始(1月20日まで)
1月17日 第4回子育て委員会(ハイブリット開催) コンサートの運営に関する祖業
1月21日 コンサート希望者の最終決定 25日 450人 26日 500人
〇多くの参加希望者が、満足して頂けるように努めている。
1月25日 「西川悟平トーク&ピアノコンサート」追加公演
1月26日 「西川悟平トーク&ピアノコンサート」本公演
事業計画と報告
2024年度 山梨県PTA協議会 事業計画
2024年度のスローガン
PTAを楽しもう!
~お互いに認め合い,支え合い,学び合い,ともに成長するために~
2024年度の活動方針
- 子どもたちの健やかな成長を願い,親や家庭の役割を再認識する場としてのPTA活動を推進する。
- 会員相互の結びつきを強め,資質向上を図り,諸課題に対応できるPTA活動を推進する。
- 学校・家庭・地域社会の連携に努め,各単位PTAを支援する活動を推進する。
- 日本PTA全国協議会(日P),関東ブロックPTA協議会(関ブロ),県・郡市・単位PTA(単P),及び教育諸団体と連携し,教育条件整備を推進する。
- 県・郡市・単位PTA間の連携活動を推進する。
- 活動の目的・目標を常に意識し,実効性のある活動内容の充実に務める。
2024年度の重点
- 会議はできるだけ短時間で終わるように努めます。会議への参加体制につまして格段の御理解と御協力をお願いします。
- PTA活動には,組織的な考え方で「取り組み」と,「対応」をお願いします。
- PTAの絆を深めるために親子で楽しむことや,親子の学びにつながることを充実させていきます。
- ホームページをリニューアルしました。個人情報の取り扱いに留意して,発信することに御協力ください。
- 各郡市連合PTA役員様・事務局様と連携して,県PTAと郡市連合PTAの活動に会員が参加をして頂けるように努めていく。
- 「継承&変革」するPTAをめざして,当面の課題につきましては,関係機関と連携して,じっくり取り組んでいきます。
具体的活動
-
山梨県PTA協議会の運営
〇総会・理事会・諸会議及び各種委員会の実施- 新旧理事会・定期総会
- 常任理事会・理事会
- 郡市P事務局長会議
- 常置委員会(総務・情報・企画・子育て)
- 親子安全会審査運営委員会
- 扶助会認定委員会(年間9回)
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調査研究・情報収集・教育相談事業
- (1)学校・家庭・地域教育やPTA活動に関するアンケート調査及び研究
児童生徒の教育環境に関する意識調査や研究を企画・実施する。 - (2)教育関係機関との情報交換会議,研究会への参加
県下小中単Pをはじめ,国・県等の教育関係機関と情報交換や研究会を行う。
PTA全国研究大会・関ブロ研究大会川崎大会(8月23日~24日) - (3)教育環境整備に関する啓発活動
子どもたちが安心安全に生活できるよう関係機関へ要請活動等を行う。 - (4)教育相談事業
県P事務局に電話教育相談窓口を設置して対応。また,各郡市教育会館開設の教育相談員と連絡会議を組織し,連携して相談に当たる。
県教委・山梨大学とも連絡協議会を組織し,実効性のある相談活動を実施する。
- (1)学校・家庭・地域教育やPTA活動に関するアンケート調査及び研究
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学校・家庭・地域社会教育に関する研修会や講演会活動
- (1)「山梨県PTA大会」の開催
県内の会員が交流し,学び合える場として企画し,表彰,講演,分科会等の内容で構成する。 - (2)「山梨県PTA大会」の開催
県内の会員が交流し,学び合える場として企画し,表彰,講演,分科会等の内容で構成する。 - (3)教育研究集会,教育県民大行動等県内の教育関係機関と共催で,教育に関する研究会や要請行動等に取り組む。
- (4)情報委員会による広報紙(新聞)づくり講習会の実施
- (5)日P主催の国内研修事業への参加呼びかけ
- (1)「山梨県PTA大会」の開催
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PTA活動(社会教育)に関する表彰事業(県P総会及び県P大会時に表彰)
- (1)PTA活動(社会教育活動)に顕著な貢献をした個人または団体に対して表彰する。(県P会長表彰,日P会長表彰)
- (2)県内のPTA関係機関(単P・郡市P)の広報部等が作成したPTA広報紙コンクールを実施し,優れた作品を表彰する。
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学校・家庭・地域教育・安全教育に関する広報・啓発活動
- (1)PTA活動や教育に関する情報紙「県P情報やまなし」を情報委員会編集発行。
- (2)活動報告や教育情報,県PTAの提言等をホームページ等で発信する。
- (3)安全安心普及事業
単Pの健康安全運動の取り組みへの情報提供と協力。山梨県交通安全対策協議会,県安心安全なまちづくり推進協議会と連携して,児童生徒の安全を守る啓発運動に取り組む。 - (4)山梨県PTA親子安全会普及事業
親子安全会見舞金制度の啓発普及強化と全員加入体制堅持。公平な見舞金支給のため審査運営委員会の一層の充実を図る。また教育相談事業・不登校対策推進事業・安全対策補助金事業の充実に努める。 - (5)山梨県PTA扶助会普及事業
扶助会見舞金制度の啓発普及強化と全員加入体制堅持。公平な厚生援助金及び弔慰見舞金支給のため認定委員会の充実に努める。
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教育・行政・日本PTA等教育関係機関との連携施策提言事業
- (1)教育四者(校長会・教頭会・教育会・PTA協議会)等関係機関と連携協力
県及び県議会への教育予算増額要請及び,少人数教育施策の継続推進等予算や施策等について陳情提言する。 - (2)行政機関,教育委員会等と連携のため,各種会議や大会に参加
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(3)日P全国協議会や関ブロPTA協議会との連携,文科省施策等の情報交換
- 日P全国協議会(地方協議会代表者会議,常置委員会,懇談会,事務局長会議)
- 日P全国協議会(地方協議会代表者会議,常置委員会,懇談会,事務局長会議)
- (1)教育四者(校長会・教頭会・教育会・PTA協議会)等関係機関と連携協力
常置委員会取り組み
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総務委員会
◇「山梨県PTA大会」全体運営・準備
◇PTA定期総会の準備と運営
◇常置委員会全体の総括 -
情報委員会
◇県P情報「やまなし141号」の企画・編集・発行
◇広報紙コンクール・広報紙作り講習会の準備と運営
◇ホームページ各PTA紹介コーナーの取り組み充実 -
企画委員会
◇単位PTA会長等役員予定者研修会の企画と運営
◇ホームページ全体の内容を充実
◇手軽に楽しみ・学べる親子活動の紹介と企画
◇PTA活動の情報交換・日Pアンケート調査依頼 -
子育て委員会
◇子育て委員会主催研修会
◇三行詩の募集と審査
◇PTA定期総会の準備と運営
協議会のあゆみ
1945年8月15日終戦、荒廃した国土の中から国民一丸となって復興の槌音が響いた。
日本の将来を担う子どもたちを、健やかでたくましく成長するようにと民主教育が提唱された。1947(昭和22)年、これを推進するためアメリカから山梨に派遣された文民教育担当官・バン・スターヴェン氏は、「学校教育を推進するためには、親と教師が互いに連携していかなければならない」しかも「親自身が教育を知り、民主的な考えや態度を身につけることを学ばなくてはならない」そうした親と教師の会、PTA設立の必要性を助言した。
この年の7月22日、山梨県と文部省の共催で第1回社会教育研究大会が開かれ、席上PTA設立の勧奨がなされた。従って、この年を起点にして、県下各小中学校でPTAを発足させたところが多かった。
山梨県PTA協議会の結成
1950(昭和25)年2月24日、県立教育研修所ホールにおいて、県下のPTAの総会を開き、連合体結成について協議が行われた。
9月16日、同所に於いて、山梨県小中学校PTA連合会を結成し、事実上県下PTAを一丸とする連合体が誕生した。
1964(昭和39)年7月11日、定期総会に於いて本会名を「山梨県PTA協議会」と改称した。
親子安全会結成
1971(昭和46)年8月、北九州市で開かれた日本PTA全国研究大会に於いて、東北ブロックから「親子安全会という相互扶助の見舞金制度を実施したらどうか」という提案があり、各都道府県が自主的に実施することで決定した。
山梨県では、1974(昭和49)年の定期総会に於いて1974年度を準備期間とし、翌年4月1日を期して発足することを決定した。
1975(昭和50)年2月20日、山梨県PTA協議会親子安全会結成大会開催、同年の4月1日より業務を開始した。
扶助会結成
2008(平成20)年6月7日、山梨県PTA扶助会総会開催、4月1日より業務開始。
PTA親子安全会の会員保護者・教職員が死亡の場合、厚生援助・弔慰見舞い金支払い制度。
日本PTA結成と全国・関ブロ研究大会
1952(昭和27)年10月14日 | 日本父母と先生の会(PTA)全国協議会結成大会を東京にて開催 |
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1953(昭和28)年8月30日 | 第1回日本PTA全国研究大会開催 三重県宇治山田市 |
1984(昭和59)年9月13・14日 | 第16回関東ブロックPTA研究大会山梨大会 甲府市で開催 |
1995(平成7)年9月7・8日 | 第27回(社)日本PTA関東ブロック研究大会山梨大会 甲府市他 |
2000(平成12)年8月25・26日 | 第48回(社)日本PTA全国研究大会山梨大会 甲府市他 |
2009(平成21)年 10月16・17日 | 第41回(社)日本PTA関東ブロック山梨大会開催 富士吉田市他 |
2013(平成25)年4月1日 | 公益社団法人日本PTA全国協議会」と法人移行 |
2022(令和4)年10月 | 第54回(公益社団法人)日本PTA関東ブロック山梨大会開催予定 |